〜この記事はこんな方にオススメ〜
・アポスティーユ認証とは何か知りたい方
・公文書の認証方法を知りたい方
・私文書の認証方法を知りたい方
こんにちは。フランス在住のYuzuka(@yuzukanishimura)です。
海外留学やビザ申請に時々必要になるアポスティーユ認証。私は今までチェコ留学・フランスワーホリの手続きにおいて様々な文書のアポスティーユ認証をしてきました。
今回の記事は、アポスティーユ認証が必要だけど何をしたらいいのかわからない!という方のために、公文書と私文書のアポスティーユ認証の取得方法をそれぞれ解説します。
この記事は日本国内でアポスティーユ認証を行う場合を説明しています。日本国外で認証を行う場合は、外務省HPの在外公館における証明をご覧ください。
アポスティーユ認証とは?
アポスティーユ認証とは、日本の公文書または私文書を外国に提出する時に必要な証明のことです。
公文書とは日本の政府や公務員が作成した文書です。市役所、公立の学校、警察署など公的な機関から発行された文書は全て公文書になります。
それ以外の文書は私文書になります。私立の学校から発行された文書はこれに当たります。
これらの文書の認証場所は、その文書が公文書か私文書かによって異なります。公文書は外務省で、私文書は公証役場で認証する事ができます。
公文書の認証方法
私は今までに無犯罪証明書、戸籍抄本、身分証明書を含む公文書をアポスティーユ認証してきました。
公文書の認証は外務省で行います。詳しい認証方法・最新情報は外務省HPを確認してください。
外務省でのアポスティーユ認証は、窓口または郵送で認証申請をする事ができます。
窓口で申請する場合
窓口は外務本省(東京)と大阪分室(大阪)にあります。詳しい住所や受付時間は外務省のHPを確認してください。
認証の手数料は無料です。
申請に必要な書類は以下のとおりです。
- 証明が必要な公文書
- 申請書
- 身分証明書
- レターパックなど返送用封筒
東京・大阪どちらの場所でも、即日の認証は行っていないようです。
郵送で申請する場合
郵送での認証申請の手数料は窓口と同じく無料です。
郵送先の住所は外務省本省及び大阪分室のどちらでも受け付けているようです。都合のいい方に送るのがいいですね。
必要な書類は以下のとおりです。
- 証明が必要な公文書(発行日より3か月以内の原本)
- 申請書
- 返送先を記入した封筒(レターパック等)
返信用の封筒はレターパックがオススメです。同封する前に追跡用のシールを剥がしておくと、追跡する事ができるので安心です。
私は過去2回郵送での申請をし、どちらも投函してから約1週間後に認証された文書が届きました。
また、申請書に書いた住所と郵送先の住所が異なる場合は、証明書が郵送されないので気をつけてください。
私文書の認証方法
私文書をアポスティーユ認証をするにはいくつかの方法があります。
一つ目は、公証役場で認証を行う→法務局で証明を受ける→外務省でアポスティーユ認証という方法です。
二つ目は、ワンストップサービスで上記の手続きを一気に行う方法です。
私は一つ目の方法で認証を行った事がないので、詳しくは外務省のHPをご覧ください。
個人的には二つ目の方法で認証をすることをオススメします。理由は文書を認証する為に三箇所回る必要がなく、時間が短縮できるので。
ワンストップサービスは、北海道(札幌法務局管区内)、宮城県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、福岡県の公証役場で行っているようです。
私は2020年に渋谷の公証役場でワンストップサービスを利用しました。
必要書類は以下のとおりでした。
- 英文の宣言書
- 認証が必要な私文書
宣言書は、これは〜の機関から出してもらった公式の文書ですという旨を英文で書いたものを用意しました。宣言書の内容を少し間違えていましたが、手書きで修正する事ができました。
手数料は1通につき1万1000円でした。複数枚の文書でも同じ機関に提出する場合は、1通とみなされます。
申請してから、アポスティーユ認証された文書を3〜40分で受け取る事ができました。
おわりに
いかがでしたか?
海外で生活すると時々必要になるアポスティーユ認証。難しい手続きに聞こえますが、実はそこまで難しくなく、自力で取得することが簡単にできます。
この記事が参考になると嬉しいです。
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