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経験者が語るチェコ留学の大変だったこと・苦労したこと

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Yuzuka
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〜この記事はこんな方にオススメ〜

・チェコ留学に興味のある方

・チェコについて知りたい方

こんにちは。フランス在住のYuzuka(@yuzukanishimura)です。

現在はフランスにいますが、チェコの大学に2020年の9月から3年間留学をしていました。大学では観光学を専攻し、2023年の6月に卒業しました。

前回の記事ではチェコ留学のメリットについてお話ししました。

今回の記事では、3年間の留学生活で大変だったこと・苦労したことの5つを紹介します。

チェコ留学で大変だった5つのこと

ビザ申請・更新

海外で暮らす上で絶対に必要なビザ。

私はビザの更新を毎年行っていたのですが、ビザの申請の度に何らかの不備があり、毎回メンタルが削られていました。

他のことをしながら余裕を持って書類を準備し、ビザの更新に間に合うように申請するのはなかなか大変でした。有効期限内の更新が間に合わない場合は、わざわざ他国まで申請しに行く必要があるそうです。

またチェコのビザは発給までかなり時間がかかります。私はビザを申請してから発給されるまで約半年かかり、待っている間はビザが発給されるか毎日不安でした。

そしてビザが発給される頃には、次のビザ申請の準備に取り掛かからなければならないので、常にビザに追われていました。

Nostrification (ノストリフィケーション)の認証

チェコに正規留学するとNostrification(ノストリフィケーション)と呼ばれる試験を受ける必要があります。

ノストリフィケーションとは、チェコでの高校までの教育と他国での教育が一致することを証明するものです。要するに、日本で受けた高校までの授業が、チェコが定めた教育のカリキュラムと相応しているかを確認するものです。

判断基準となるのは授業時間数なので成績は関係ありません。

ある科目の授業時間数が日本で受けたものに足りない場合、その科目の試験を受ける必要があります。

この認証がないと、チェコの大学を卒業するために必要な国家試験を受けることができません。そのため、交換留学や語学留学の場合はノストリフィケーションは必要ありません。

ノストリフィケーションは必要な書類やプロセスが非常に多く、時間がかかる上に、試験があれば勉強もしなければいけないので非常に大変です。

卒業試験

チェコの大学を卒業するためには、State Exam(国家試験)と呼ばれる卒業試験に合格する必要があります。

この国家試験を受けるにはノストリフィケーションの取得、卒業必須単位の取得卒業論文の提出が必要です。

試験科目と科目数は大学によって異なりますが、基本的には口頭試験と卒論発表で構成されます。

口頭試験の出題範囲は大学で受けたすべての授業内容で、試験時間は一科目につき約10分でした(私の場合)。

出題トピックのリストは事前にもらうことができますが、広すぎる試験範囲に加え、一つのトピックにつき10分話し続けることが出来る知識を詰め込まなければいけません

また、試験で説明できるように問題の答えだけでなく、「なぜそうなるのか?」という所も理解する必要があります。

最終学年は卒論とテスト勉強に追われて、かなり忙しかったです。

インターン探し

私の学校では、インターンシップをすることが必須でした。

職種は何でもいいわけではなく、大学で専攻している業界である必要がありました私は観光を専攻していたので、観光系のインターンが必要でした。

もちろんチェコでインターンを募集している企業はありましたが、ほとんどの場合チェコ語が必須条件。英語での求人はほとんどありませんでした。

私はチェコ語が話せないため、インターン探しにはとても苦労しました。

ありがたいことにチェコ政府観光局でのインターンの機会をもらう事ができましたが、留学先の国の言語を話せないと、このようなデメリットがあるのだとを痛感しました。

冬の気候

チェコ含め多くのヨーロッパの国では、冬の日照時間がとても短いです。

チェコの冬は、朝の8時に日が昇り夕方の4時には日が落ちますさらに日中も晴れることはほとんどなく、曇りで暗い事が多いです。

真冬の気温は2度から-2度くらいで、雪は降りませんが風が強いので結構寒いです。

日照時間が少ないので、気分も落ち込みがちになります。実際、ヨーロッパに来て冬季うつになる人も多いようです。

ビタミンを多く取るようにしたり、晴れてる時は散歩をして気分転換していますが、いまだにヨーロッパの冬の季節に慣れる事ができていません。

おわりに

いかがでしたか?

振り返ってみると、チェコでの留学は大変だったことよりも良かったことの方が多かったです。

大変なことトラブルはたくさんありましたが、留学には苦労はつきものなので、良い人生経験になったなと思っています。

記事中で話したノストリフィケーションや卒業試験については、また詳しく書くつもりです。

この記事を書いた人
Yuzuka

札幌出身。2000年生まれ。
地元の短期大学を卒業後、
観光学を学びにチェコの首都・プラハにある大学に正規留学。
在学中にチェコ政府観光局でインターンを経験。
2023年10月からフランスでワーホリをしています。
ヨーロッパに住んで4年目。

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