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なぜチェコに?経験者が語るチェコ留学のメリット

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Yuzuka
Yuzuka

〜この記事はこんな方にオススメ〜

・チェコ留学に興味のある方

・チェコについて知りたい方

こんにちは。フランス在住のYuzuka(@yuzukanishimura)です。

私は現在はフランスにいますが、チェコの大学に2020年の9月から3年間留学をしていました。大学では観光学を専攻し、2023年の6月に卒業しました。

今回の記事は、私がチェコに留学した経緯と理由、そしてチェコの大学・チェコでの生活の良いところをご紹介します。

この記事はチェコ共和国オフィシャルブログに投稿した記事を加筆し再構成したものです。当時は在学中でしたが、この記事ではチェコ留学を終えて感じたことも交えてお話しします。

英語圏への留学を諦めてチェコに

元々夢だった海外留学。高校の頃から海外の大学に行きたい!と考えていました。

留学するために英語の勉強に力を入れ、高校卒業後は海外の大学に編入することを前提に、短大では英語を専攻しました。

当時は英語圏の大学に行きたかったのですが、どこも生活費や学費が高すぎて断念せざるを得ませんでした。

そんな時にヨーロッパの大学は学費が安いと聞き、興味があった観光学を英語で学べるヨーロッパの大学を探し始めました。

なので、もともとチェコに留学しようと考えていたわけではなく、ネットで自分の希望に合う大学を見つけ、それがたまたまチェコだったという経緯でした。

チェコの大学の良いところ

学費が安い

私自身チェコ留学を決めた一番の理由は学費の安さでした。

私が通っていた大学は私立大学でしたが、1年間の授業料は2700ユーロ(途中から3500ユーロに変更)で、入学金はありませんでした。

現在のレートでは約42万ですが当時は約34万でした。日本の私立大学と比べてもかなり安いのではないのでしょうか。

学費は学校や勉強する言語によって異なります。チェコ語で学ぶプログラムはさらに安く、カレル大学などの国立大学であれば学費は無料です。

エラスムスプログラム(Erasmus+) 

エラスムスプログラムはEU圏内の協定校に追加授業料を支払うことなく留学できる留学制度の一つで、チェコだけではなくEU加盟国の大学であれば参加する事ができるプログラムです。(私は使うことはありませんでした。)

またエラスムスには、他国でインターンシップをする際に、EUが生活費を補助する制度もあります。

受験がない

日本の大学に入ることで一番難しいことは「受験」ですよね。

ほとんどのチェコの大学には入学試験がなく、履歴書と志望理由書を提出して入学が判断されます。(学校によっては語学力を証明する書類が必要な場合もあります。)

高い英語力が求められない

入学時求められる英語力は学校によって異なりますが、私の通っていた学校ではB2以上の英語力が目安でした。

英語で授業が行われるプログラムでしたが、ほとんどの先生と生徒は英語を第二言語としていました。そのため、高い英語力は求められず「自分の英語力のせいで授業についていけない…」ということはなかったです。

エッセイや口頭試験では文法や語彙よりも内容が重視されました。

英語力を高めたいという人よりは、英語で何かを学びたい方におすすめです。

様々な国から来た友達ができる

英語圏ではない国で英語で勉強するので、世界中から多くの留学生が集まります

私のクラスメイトはジンバブエ、モルドバ、スロバキアなどから来ていました。また、各学期にヨーロッパの様々な国からきたエラスムスの学生とも友達になる事ができました。

授業では自分の出身国について話す機会が多かったので、いろいろな国の事情を知ることができ、とても勉強になりました。

休みが長い

チェコの大学は約3ヶ月の長期休暇が夏と冬に2回あり、とにかく休みが長いです。そのため、1年のうちの半分はほぼ休みです(笑)

ほとんどの学生はアルバイトやインターンをしたり、バカンスで旅行に行ったりして休暇を楽しみます。長く日本に一時帰国をすることができる休みがあったのは嬉しかったです。

チェコでの生活の良いところ

生活費が安い

チェコの物価は他のヨーロッパの国に比べ安く、1ヶ月10万円以下で生活する事ができます。私はアパートを借りていましたが、学生寮に住むならば6〜7万円で生活できると思います。

特に交通費が安かったので、学生の私にはありがたかったです。プラハだと市内の公共交通機関が乗り放題の1年間の定期券が1280czk(約8000円)でした!

外食は日本よりも少し高めだと感じました。プラハで外食すると料理に300czk(約1800円)払うことも多くありました。

もちろん安いお店もありますが、ジャンルが限られます。例えば、ホスポダと呼ばれるチェコの居酒屋や、ベトナム料理、ケバブなどのストリートフードは200czk(約1200円)程度で食べる事ができます。

その代わり(?)にチェコは飲み物が安く、特にビールは500mlのジョッキが500円以下で飲めちゃいます!

おしゃれなカフェのコーヒーも400円程度と日本より安い印象がありました。

「チェコは物価が安い」というイメージをよく聞きますが、実際のところ円安の影響もあり日本と変わらないと思います。それでもイギリスやフランスなどの西欧に比べるとかなり安いです。

街並みが綺麗

チェコには古く美しい景観を残す街が多くあります。

私はプラハに住んでいたのですが、プラハは街自体が世界遺産に登録されているだけあり、どこを見渡しても幻想的でした。季節によって景色が全く違く見えるので、3年住んでいても飽きることはなかったです。

ヴルトボフスカー庭園からの景色

治安が良い

海外に留学・移住するにあたって、治安については誰もが不安な部分だと思います。私も行ったことのない土地で長期間生活することになるので、安全面が一番心配でした。

チェコはヨーロッパの中でも安全な方だと言われており、2018年の世界平和度指数(Global Peace Index)でチェコは7位にランクインしています。(日本は9位でした)

実際に、チェコ(プラハ)に3年住みましたが身の危険を感じたことは一度もありませんでした。また、他のヨーロッパの国にもいくつか行きましたが、チェコが一番安全だなと感じました。

観光地は観光客を狙ったスリが多いので、気をつける必要があります。

英語が通じる (プラハ)

実は私、3年もチェコにいましたがチェコ語が話せません…

プラハ以外の都市はわかりませんが、基本的に英語でコミュニケーションを取っていました。

観光客が多い場所で働く人若い世代の方のほとんどは英語が通じます。

英語が話せる医者も多くいるので病院で困ることは少なかったです。看護師や受付が英語が話せないことはよくありました。

逆に、スーパーや郵便局では英語が通じないことが多かったです。英語が通じなくても、グーグル翻訳などを活用すれば大丈夫です。

チェコ語が話せなくても生活には問題ありませんが、基本的な挨拶「ドブリーデン(ありがとう)」や「ヂェクイ(ありがとう)」は言うようにしましょうね

公共交通機関が充実している (プラハ)

プラハは公共交通機関が充実していて、プラハ市内であればどこでもトラムや地下鉄で行く事ができます。定期券があればどこにでも行く事ができるので、Uberなどの配車アプリを使うことはほぼなかったです。

またプラハの交通機関はGPSで管理されているのでいつも時間通りでした。

自然が多い

チェコは自然が多く、さまざまなアクティビティを楽しむ事ができます。中でもきのこ刈りとスキーはチェコ人に大人気です。

プラハでも街中や近郊に大きな公園があり、自然を身近に感じられたのは良かったです。

旅行がしやすい

海外に留学するのなら、行ったことのない国に旅行をすることも楽しみの一つですよね。チェコはヨーロッパの真ん中に位置し、とってもコンパクトな国なので、簡単に近隣国に旅行ができます。

また、ヨーロッパには格安の電車・バス・航空会社があるので、安いチケットを見つけて知らない国に行ってみるという旅の仕方もできます。

プラハは空港が市内から30分程度で、定期券内で行く事ができるのもありがたかったです。

おわりに

いかがでしたか?今回はチェコ留学のメリットについて紹介しました。

まだまだメジャーではないチェコ留学ですが、この記事を読んで少しでも興味を持ってくれる人が増えればなと思います!

次の記事ではチェコ留学で大変だったことについてもお話しようと思います。

この記事を書いた人
Yuzuka

札幌出身。2000年生まれ。
地元の短期大学を卒業後、
観光学を学びにチェコの首都・プラハにある大学に正規留学。
在学中にチェコ政府観光局でインターンを経験。
2023年10月からフランスでワーホリをしています。
ヨーロッパに住んで4年目。

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